Domino といっても Lotus じゃないよ?MIDIシーケンサの Domino です。
インタフェイスは レコンポーザ → Cherry → Domino みたいな。
Domino で VST †
Domino 自身は VST に対応していないけど、別の VSTホストを踏み台にすれば VSTi を使うことができる。
- VST Host を入手。
- VSTHost
「current version here」というところからダウンロード。
- VST Host のzipをダウンロードしたら適当なところに展開。
C:\VSTHost
- 仮想 MIDI ケーブル「MIDI Yoke」を入手。
- MIDIOX
左リンクメニュー「MIDI Yoke」から一番新しいのをダウンロード。(msiファイル)
- MIDI Yoke の msi を実行してインストール。
- Windows Vista/7 の場合は管理者権限でインストールする必要があるかも。
- VSTi を入手。
- Synth1 をダウンロードしたら、VSTi を入れるディレクトリをつくってそこに展開。
今後もVSTiを使う場合は、決まったディレクトリに配備していく方が良い。
ここは C:\VSTPlugins というディレクトリをつくってその中に展開。
(C:\VSTPlugins\synth1 となる)
- Synth1 のzipを展開したら、その中から Synth1VST.dll をコピーして、上記で作ったVSTi用のディレクトリに貼り付ける。
→ C:\VSTPlugins\Synth1VST.dll
- VST Host を起動する。
- VST Host のメニュー「Device」→「Wave...」を選択。
- 「Output Port」に有効なデバイスを選択。
よくわからなければ「MME:サウンドマッパー」で。※ ASIOドライバがあればそれがベスト。
- VST Host のメニュー「Device」→「MIDI...」を選択。
- 「MIDI Input Devices」タブを開いて、「In From MIDI Yoke」を選択。
いくつか表示されるけど、とりあえず「In From MIDI Yoke:1」だけ選択。
- VST Host のメニュー「File」→「Set PlugIn? Path...」を選択。
- 「VST PlugIn? Paths」に 上でつくった VSTi用ディレクトリを入力。
→ C:\VSTPlugins
- VST Host のメニュー「File」→「Rescan PlugIns?」を実行。
- VST Host ツールバーの「Load PlugIn?」を選択。(左から2番目のボタン)
- 「Synth1 Soft Synth」を選択。
コンソール上で「Engine Output」と「Synth1」が接続された図になる。
- VST Host コンソール中の「Synth1」の「MIDI Parameters」ボタンを押す。
- 「MIDI Input Devices」で「In From MIDI Yoke:1」を選択。
- VST Host のメニュー「Window」→「Master」でボリューム表示をしておく。
- Domino を起動。
- Domino のメニュー「ファイル」→「環境設定」を開く。
- 「MIDI-OUT」の設定を開く。
- いずれかのポートの「MIDI OUT デバイス」に「Out To MIDI Yoke:1」を選択。
ここは「ポートB」を選択してみる。
「音源(音源定義ファイル)」は何でも良い。とりあえず「GM Level1」とかで。
- Domino のどれかトラックを右クリックして「トラックのプロパティ」を選択。
- 「ポート」に、MIDI Yoke を選択したポート(ポートB)を選択。
- 「ペン」ツールなどで、そのトラックのピアノロールでクリックしてみる。
Synth1の音が出れば、VSTiでつながったということ。
SoundFont の解説は こちら で。
Domino自身はSoundFontは使えないけど、VSTi経由で使うことならできる。
- VSTi の設定を済ませる。(上記参照)
- sfz を入手。
- ダウンロードしたら、VSTi用のディレクトリに展開。(VSTi設定の項を参照)
→ C:\VSTPlugins\sfz
- sfz のzipを展開したら、その中から sfz.dll をコピーして、VSTi用のディレクトリに貼り付ける。
→ C:\VSTPlugins\sfz.dll
- 適当な SoundFont をダウンロード。
- SoundFont をダウンロードしたら適当な場所に展開。
これも SoundFont 用の決まったディレクトリをつくっておくと良い。
- VST Host を起動。
- VST Host のメニュー「File」→「Rescan PlugIns?」を実行。
- VST Host ツールバーの「Load PlugIn?」を選択。(左から2番目のボタン)
- 「sfz」を選択。
コンソール上で「Engine Output」と「sfz」が接続された図になる。
- VST Host コンソール中の「sfz」の「MIDI Parameters」ボタンを押す。
- 「MIDI Input Devices」で「In From MIDI Yoke:1」を選択。
- VST Host コンソール中の「sfz」の「PlugIn? Edit」ボタンを押す。
- sfz の設定画面が表示されるので、「FILE」に上記でダウンロードした SoundFont を選択する。
- Domino 起動。
- Domino のメニュー「ファイル」→「環境設定」を開く。
- 「MIDI-OUT」の設定を開く。
- いずれかのポートの「MIDI OUT デバイス」に「Out To MIDI Yoke:1」を選択。
ここは「ポートB」を選択してみる。
「音源(音源定義ファイル)」は何でも良い。とりあえず「GM Level1」とかで。
- Domino のどれかトラックを右クリックして「トラックのプロパティ」を選択。
- 「ポート」に、MIDI Yoke を選択したポート(ポートB)を選択。
- 「ペン」ツールなどで、そのトラックのピアノロールでクリックしてみる。
sfz(を通して SoundFont)の音が出ればOK。
Domino で複数の VSTi を使う。 †
ひとつのポートでも、フィルタをかければ複数のVSTiを演奏可能。
例えば、Synth1 を Ch1 に、sfz を Ch2 に出力するやり方を、以下に記述。
- VST Host 起動。
- VST Host コンソールで、「Synth1」と「sfz」(2つ)をロードする。
ツールバー「Load PlugIn?」で。
「Output Engine」の入力に、2つの VSTi の出力がつながったような図になる。
- コンソール中の「Synth1」の「MIDI Filters」ボタンを押す。
- 「MIDI Input Devices」タブで「In From MIDI Yoke:1」を選択。
- 「MIDI Input Devices」タブの右下の「Filter Settings...」ボタンを押す。
- 「Channels」の設定で、1以外のチェックボックスをONにする。
これで Ch1 以外のチャンネルで Synth1 の出力が抑止される。
- コンソール中の「sfz」の「MIDI Filters」ボタンを押す。
- 「MIDI Input Devices」タブで「In From MIDI Yoke:1」を選択。
- 「MIDI Input Devices」タブの右下の「Filter Settings...」ボタンを押す。
- 「Channels」の設定で、2以外のチェックボックスをONにする。
これで Ch2 以外のチャンネルで sfz の出力が抑止される。
- Domino 起動。
- Domino のメニュー「ファイル」→「環境設定」を開く。
- 「MIDI-OUT」の設定を開く。
- いずれかのポートの「MIDI OUT デバイス」に「Out To MIDI Yoke:1」を選択。
ここは「ポートB」を選択。
- Domino のいずれかのトラック(「トラック1」とする)を右クリックして「トラックのプロパティ」を選択。
- 「ポート」に、MIDI Yoke を選択したポート(ポートB)を選択。
- 「チャンネル」に「1」を選択。
- Domino の上記とは異なるトラック(「トラック2」とする)を右クリックして「トラックのプロパティ」を選択。
- 「ポート」に、MIDI Yoke を選択したポート(ポートB)を選択。
- 「チャンネル」に「2」を選択。
- 「トラック1」のピアノロールを「ペン」ツールなどでクリックしてみる。
Synth1 の音だけが出ればOK。
- 「トラック2」のピアノロールを「ペン」ツールなどでクリックしてみる。
sfz の音だけが出ればOK。
参考サイト †
MLEXP. Wiki