物事は常に混沌が増す方向へ変化する(不可逆過程)。
(ボルツマン - L.Boltzmann;1844-1906)
が、力学は可逆過程と前提としている。
日常的にいうならば“乱雑さ”。
ものの移動する先の可能性が多いほど乱雑になる。ただひとつの可能性しかないとするなら、それは整理された秩序ある状態が実現している、と考える。
物理学的にいうならば“無秩序さ”(randomness, disorder)。
混沌の程度を表すものは、異なった可能性の数である。
S = k logW (ランダムネスの尺度) k : ボルツマン定数 W : 可能な状態の数(無秩序さの程度を表す量)