* ゲーデルの理論 [#fd5ad9b8] *** アリストテレスの論理 [#n448b507] あらゆる事柄は、論理的演繹法によって論ずることが出来る、とするもの。 前提、もしくは仮定(自明なこと、証明しなくても真として受け入れられること)と、そこから導かれる推論(そう推論する規則)という流れによる説明方法。 典型的なのは、ソクラテスの三段論法。 1.人間は必ず死ぬ 2.ソクラテスは人間である 3.ソクラテスは必ず死ぬ 1が成立する。かつ、2が成立する。 ならば 3が成立する。 1と2は前提。そして自明。であるなら、そこから3が推論されるのは妥当であろう、という導出。「もしすべてのXがYであり、かつ、ZがXであるならば、XはYである」という規則が発動している。 - [[演繹 - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E7%B9%B9]] - [[帰納 - Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B0%E7%B4%8D]] *** ゲーデルの発見 [#u13cb075] たとえ真の状態が存在する、と仮定しても、 その事実を、全て論理的演繹法によって証明することは不可能である。 自分たち(私たち)が「知っている」事柄について承知はしているが、感じている事柄については、論理的演繹法によって説明することは''絶対に出来ない''。論理的演繹法では、全てを証明する方法としては不足であるという主張。 ----- [[自然科学・哲学系メモ]]