Virtual PC + Fedora Core 5 + Apache + Tomcat インストール †Virtual PC (VPC) 上に Web サーバをつくってみるテスト。 前提 †Apache までのインストールは完了しているものとする。
JDK インストール †SunのダウンロードサイトからJDKを取得する。 現時点(2007/01/26 18:01)で最新は「JDK 5.0 Update 10」。 ダウンロードサイトに移動して、 「accept」にチェックしてから、該当ファイルをクリック。
どっちでも良い。 ダウンロードしたら、適当なディレクトリに保存。 ここでは、 /usr/local/src/ に保存したとする。 保存したディレクトリへ移動。 # cd /usr/local/src ダウンロードしたファイルに実行権を付与。 # chmod +x jdk-1_5_0_10-linux-i586-rpm.bin で、展開、インストール。 # ./jdk-1_5_0_10-linux-i586-rpm.bin ライセンスの説明についてだーっと長い文面が表示されるので、 space キーや page-down キーなどでスクロールさせて、 同意するかい?と聞かれたら Do you agree to the above license terms? [yes or no] yes と回答。 あとは勝手にインストールされる。次のディレクトリができていればOK。 /usr/java/jdk1.5.0_10 このディレクトリに /usr/java/jdk という名前でアクセスできるように、 シンボリックリンクを張っておく。 # ln -sfn /usr/java/jdk1.5.0_10 /usr/java/jdk Tomcat インストール †Apache のダウンロードサイトから Tomcat を取得。 ダウンロードしたら、適当なディレクトリに保存。 ここでは、 /usr/local/src/ に保存したとする。 保存したディレクトリへ移動。 # cd /usr/local/src ダウンロードしたファイルを展開。 # tar xzf apache-tomcat-5.5.20.tar.gz 次のディレクトリができればOK。 /usr/local/src/apache-tomcat-5.5.20 このディレクトリに /usr/local/tomcat という名前でアクセスできるように、 シンボリックリンクを張っておく。 # ln -sfn /usr/local/src/apache-tomcat-5.5.20 /usr/local/tomcat リンクでなく物理指定でもいいんだけど、 リンクの方が、複数のバージョン間で切り替え、切り戻しが楽なので。 パスの設定 †いわゆる「パスを通す」という作業をしておく。 /etc/profile をテキストエディタで開く。 このファイルの最後に次の5行を追加。 export JAVA_HOME=/usr/java/jdk export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin export TOMCAT_HOME=/usr/local/tomcat export CATALINA_HOME=/usr/local/tomcat export CLASSPATH=.:$JAVA_HOME/jre/lib:$JAVA_HOME/lib:$JAVA_HOME/lib/tools.jar:$CATALINA_HOME/common/lib この設定を反映させる。 # source /etc/profile Tomcat ユーザを作成 †Webでアクセスしてきた人がTomcatを実行できるように、 tomcat というユーザを追加する。 # useradd -d /var/empty/tomcat -s /sbin/nologin tomcat Tomcat ディレクトリの所有者を tomcat に変更する。 # chown -R tomcat:tomcat /usr/local/src/apache-tomcat-5.5.20 Apache + Tomcat 起動 †Apache が起動していなければ、最初に起動。 # /sbin/service httpd start または、 # /etc/rc.d/init.d/httpd start Tomcat の起動スクリプトをつくる。 /etc/rc.d/init.d/tomcat というファイルをつくって、テキストエディタで開いて編集。 #!/bin/sh # # Startup script for Apache Tomcat 5.5 # # chkconfig: 2345 85 15 # description: Apache Tomcat Java Servlets and JSP server # processname: tomcat # pidfile: /var/run/tomcat.pid # config: /usr/local/tomcat/conf/server.xml # Source function library. . /etc/rc.d/init.d/functions # Source networking configuration. . /etc/sysconfig/network TOMCAT_SCRIPT=$CATALINA_HOME/bin/catalina.sh TOMCAT_USER=tomcat [ -f $TOMCAT_SCRIPT ] || exit 0 # See how we were called. case "$1" in 'start') # Start daemons. if [ -f /var/lock/subsys/tomcat ] ; then echo "Tomcat already started!" exit 1 fi echo -n "Starting Tomcat: " su -s /bin/bash - $TOMCAT_USER -c "$TOMCAT_SCRIPT start" RETVAL=$? echo [ $RETVAL = 0 ] && touch /var/lock/subsys/tomcat ;; 'stop') # Stop daemons. if [ ! -f /var/lock/subsys/tomcat ] ; then echo "Tomcat already stopped!" exit 1 fi echo -n "Shutting down Tomcat: " $TOMCAT_SCRIPT stop RETVAL=$? echo [ $RETVAL = 0 ] && rm -f /var/lock/subsys/tomcat ;; 'status') status tomcat exit $? ;; 'restart') $0 stop $0 start ;; *) echo "Usage: $TOMCAT_PROG {start|stop|status|restart}" exit 1 esac exit 0 このスクリプトを実行できるように設定。 # chmod 755 /etc/rc.d/init.d/tomcat # chkconfig --add tomcat これを使って Tomcat 起動。 # /etc/rc.d/init.d/tomcat start これで動くはず。 ちなみに、とめるには、 # /etc/rc.d/init.d/tomcat stop 再起動は、 # /etc/rc.d/init.d/tomcat restart 追記 (2007/01/26 19:01) †/etc/rc.d/init.d の中をよく見たら tomcat5 なるスクリプトが既にあった。 既にディストリビューションに入ってたのか。 つまり、 # /etc/rc.d/init.d/tomcat5 start これでも起動する。もし最初からTomcatが入っていたとするなら、 これはそっちが起動するのかな。(後で確認しとこう。) でもま、これで最新の Tomcat にできたってことで。うん。 参考サイト † |