備忘録として。 JRE の入手 †このへんからダウンロード。 Eclipse 自体が動作するには 1.4 以降である必要がある。(いまどき1.3以前はないと思うけど) Windows 版は実行形式のインストーラとなっていて、インストール先はとりあえずどこでも良い。(デフォルトで Program Files\Java\jre* な感じ) Eclipse 本体の入手 †このへんからダウンロード。 ディストリビューションがいっぱいある。用途に応じて次のような感じ。
それ以外はよくわからない。わかる人はわかるはず。 Eclipse に JRE を認識させる †JRE のディレクトリにパスを通すのが通常だけど、Eclipse の場合、自ディレクトリ直下にある JRE ディレクトリを優先して参照するようになっている(てか Java アプリは大抵そう)。 ということで、最初にインストールした JRE ディレクトリをコピーして、そのまま Eclipse ディレクトリ直下に配置。 /eclipse/jre/ これで、とりあえず起動可能になる。 日本語化 †このへんからダウンロード。 サードパーティではない Eclipse.org からのもあるが、大抵リリースが遅い(最新版に対応したやつは大抵ない)のでサードパーティ製で。十分使えます。 対応バージョンは、Eclipse を起動してヘルプで確認。Eclipse Platform のバージョンを見る。 NLpackja-eclipse-*-3.*.*-*.zip みたいなファイルがダウンロードされるので、適当な場所に展開。 まず eclipse/dropins というディレクトリの下に nlpack というディレクトリをつくる。その配下に、上記を展開した内容(eclipse というディレクトリが出てくるはず)をそのままコピー。 下記のような構成に。 /eclipse/dropins/nlpack/eclipse/... これで、IDEが日本語で表示されるようになるはず。 JDK のインストール †Java 開発をするなら、JDK も入れる。 JDK と Javadoc も一緒にダウンロードしておく。 まず JDK をインストール。あと、Javadoc も適当な場所に展開しておく。その後Eclipse で 「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「インストール済みのJRE」 を選択し「追加」を押して「JRE ホーム」に上記でダウンロード/インストールした JDK の場所を指定。すると JDK システムライブラリの一覧に *.jar が表示されるので、それらを全て選択して「Javadoc ロケーション」を押す。 そして上記で展開した Javadoc のパスを指定( 展開した場所/ja/api など)。 ここまでで「完了」。これで JDK と Javadoc が利用可能になる。 Tomcat をインストール †ここから Tomcat 本体をダウンロード。 5.5 と 6.x で微妙に設定が異なるので注意。Eclipse はどちらもサポートしている。Windows 版はインストーラもあるが、ここは zip で。ダウンロードしたら適当な場所に展開。 Eclipse で 「ウィンドウ」→「設定」→「サーバ」→「ランタイム環境」→「追加」 で「Apache」配下に Tomcat がいくつかあるので、ダウンロードした Tomcat のバージョンを選択。次に「Tomcat インストールディレクトリ」に上で展開した場所を指定して「完了」。 これで、サーバーランタイム環境に Tomcat が追加される。 次にサーバプロジェクトをつくる。 「ファイル」→「新規」→「その他」で「サーバー」を選択。一覧から「Tomcat v*.*」のどれか(上で設定したやつ)を選択、「新規ローカルサーバーの作成」にチェックを入れて「完了」。 これで Eclipse から Tomcat を起動、またサーブレットのデバッグなどができるようになる。 試しに、「サーバー」ペインから作成したサーバプロジェクトを選択し「開始」をしてみる。コンソールにメッセージがダーッと表示されてステータスが「始動済み」になれば OK。 試しに簡単なプログラムをつくってみる †ここまでで、何か動くものをつくってみる。 「ファイル」→「新規」→「Java プロジェクト」 を選択。「プロジェクト名」に適当な名前(「Sample」など)をいれて「完了」。 空プロジェクトができるので、プロジェクトを右クリックして「新規」→「クラス」を選択。「パッケージ」と「名前」に適当な名前を指定(例えば、パッケージは「com.test」、名前は「SampleClass?」などと)して、「public static void main」にチェックを入れて「完了」。 簡単なスケルトンができるので、その main の中に System.out.println("Hello World !!"); と書いて「保存」(Ctrl + S)する。エラーがでなければコンパイル成功(Eclipse はファイルを保存すると同時に自動コンパイルする)。 ソースはこんな感じ。 ここまでで「実行」してみる。コンソールに「Hello World !!」と出力されれば OK。 ちなみに、上記で「パッケージ」の名前の指定は必須ではないが、指定しないとデフォルトパッケージ(パッケージなし)の扱いになり、それはあまり推奨されない。後々管理が煩雑になるので、ここは、普通は機能や役割ごとに名前を決めて設計、命名していくものなので、必ず何か名前をつけるようにする。 Web アプリケーションをつくってみる †今度は Tomcat で動作する Web アプリをつくってみる。 ここでは Struts 2 を使ってみる。使わなくても、素のサーブレットのみで Web アプリはできるが、フレームワークを使うやり方の方がおそらく主流なので。 Struts 2 を入手/インストール †ここからダウンロード。 2.0 と 2.1.x で使い方が若干違う。ここは 2.1.x の方を使う。ここは簡単なものを試すだけなので「Essential Dependencies Only」を選択(後で本格的なものをつくる予定なら Full でも良い)。 ダウンロードしたら、適当な場所に展開しておく。 Web プロジェクトを作成 †「ファイル」→「新規」→「動的 Web プロジェクト」を選択。 プロジェクト名に適当な名前を入れて(「WebAppSample?」とでも)、ターゲットランタイムに上で設定した Tomcat を選択して「完了」。 まず「プロジェクト」→「プロパティ」から「リソース」(一番上)を選択して「テキストファイルエンコード」を「UTF-8」にしておく。Windows だとデフォルトで Windows-31J になるが、Linux サーバなどに配置する場合に化けることがあるので、無用の問題を避けるために文字コードは UTF-8 で統一しておくのが良策。 Struts 2 の取り込み †「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「ビルドパス」→「ユーザライブラリ」で「新規」を押す。ライブラリ名に「struts2」とでも入力して(わかれば何でも良い)「OK」。 追加した struts2 を選択して「JAR の追加」で、上記で展開した struts2 の lib ディレクトリ内にある *.jar ファイルを全て選択(必要なものだけで良いけど、多分どれがいるのかいらないのかわからないと思うので、全部で)。 次に「プロジェクト」→「プロパティ」→「Java のビルドパス」で「ライブラリ」タブを開いて「ライブラリの追加」で「ユーザーライブラリ」を選択して「次へ」。一覧から上でつくった「struts2」にチェックを入れて完了。 これで Java に関しては Struts 2 が使えるようになる。 次に Tomcat 側にも認識させる為に、プロジェクトエクスプローラから「WebContent?」を展開して、その下の「WEB-INF/lib」に Struts 2 の必要なライブラリを取り込む。これは、エクスプローラから *.jar ファイルを直接ドラッグ、ドロップで取り込み可能。ここも、よくわからなければ全部取り込めば良い(実際に配備する WAR をつくる際は、サイズ節約の為に必要なもののみにするのが好ましいけど、開発時は全部でも OK)。 web.xml の設定 †「WebContent?」の下の「WEB-INF」にある web.xml に以下のように書く。
最初の welcome-file-list ノードはスケルトンで最初から記述されてる。追記するのはその後ろの filter と filter-mapping のノード。 意味としては WebAppSample? というエイリアスにリクエストがきたら、struts2 のフィルタで受け付けてネ、という感じ(大雑把過ぎ)。 ページの作成 †表示されるページをJSPでつくる。 「ファイル」→「新規」→「その他」から「JSP」を選択。ここは「index.jsp」とする。 次のように書く。 index.jsp
3行目の taglib の追加を忘れないように。 Action クラスの作成 †応答を返すアクションクラスを作成する。 「ファイル」→「新規作成」→「Java クラス」を選択して、パッケージに「com.test」、名前に「IndexAction?」と入力する。また、継承クラスには「com.opensymphony.xwork2.ActionSupport?」を指定しておく。 できたクラスに execute メソッドと msg プロパティを実装する。以下のような感じ。 IndexAction?.java
実行 †ここまでできて、特にエラーがないようなら、実行してみる。「実行」→「サーバで実行」を選択すると、Tomcat が起動しする。Tomcat は Web サーバの機能もあるので、そのままブラウザを開いて動作確認可能。 http://localhost:8080/WebAppSample/index.action を開いてみる。「Hello World!!」と表示されれば OK。 参考 † |