Eclipse とは、Java プラグイン開発を目的としてつくられたフリーの統合開発環境。 もともとIBM社で開発されていたらしいが、現在はオープンソースとなっている。 - [[eclipse(英語):http://www.eclipse.org/]] - [[ダウンロード:http://www.eclipse.org/downloads/index.php]] -- [[ダウンロード:http://www.eclipse.org/downloads/index.php]] コンパイラやプラグインさえ導入すれば、Java以外の言語も扱うことができる。 フリーなのに、Microsoft Visual Studio などの環境に匹敵する機能を持っており、 リファクタリングなど、VS にはない便利な機能も備えている。 #contents * インストール [#ded57005] 詳細は以下で。 - [[Eclipse のインストール]] 最近は All-in-One Eclipse という、いろいろなプラグインと日本語化パッチを全部含む便利なパッケージがある。&br; これは日本語化パッケージをつくっている Pleiades のサイトから配布されている。 - [[Eclipse 日本語化 - MergeDoc Project:http://mergedoc.sourceforge.jp/]] * Web アプリケーションのプロジェクトをつくる [#d8baf306] 詳細は以下で。 - [[Eclipse で Web アプリケーションのプロジェクトをつくる]] * Eclipse の罠 [#g9de963b] 作業をしていてぶち当たった問題とその解決方法をメモ。 ** Eclipse のバージョン [#qdf47a73] Eclipse には、いろいろ便利なプラグインがつくられているが、 これは、eclipse 本体のバージョンとあっていないと、ほぼ動かない。 ''つまり、上位互換になっていない。'' (古いバージョンで対応しているプラグインが、 最新バージョンの eclipse 本体で動くかといえば、 そうとは限らないということ。) 特に、バージョン 3.1 と 3.2 は、 内部がガラリと変わっているらしい(私は確認してないけど)。 プラグインは、 対応した本体のバージョンを確認してダウンロード、インストールすること。 ** ソース添付がないというビルドエラー [#a937ebaf] 次の理由でビルドに失敗する。 ソースが見つかりませんでした。 JARファイルrt.jarにソース添付がありません。 これは、「ウィンドウ」→「設定」→「Java」→「インストール済みのJRE」で 使用しているJREを選択して「編集」。表示されたリストから rt.jar を選択して「ソース添付」で「(JAVA_HOME)\src.zip」を指定すれば良い。 例えば、 C:\Program Files\Java\jdk1.5.0_07\src.zip とか。 ** Tomcat 6.0 プラグインのバージョン設定 [#u48e501e] Eclipse 3.2 系と [[Tomcat 6.0 プラグイン:http://www.sysdeo.com/eclipse/tomcatplugin]] (Eclipse 3.2 に対応してるのは tomcatPluginV32beta2 または beta3 - 2007/02/13 16:02 現在 )との組み合わせで、「ウィンドウ」→「設定」→「Tomcat」の Tomcat のバージョン選択で「6.x」を選択すると、コンテキスト宣言モードのコンテキストディレクトリが「\webapps」にデフォルト設定されるのだけど、これだとうまく動かない。 ここは「5.x」の設定時と同じく「\conf\(Catalina)\(ホスト名)」の設定にする。 C:\Program Files\Apache Software Foundation\Tomcat 6.0\conf\Catalina\localhost とか。 ただ、5.x と同じ設定なのはここだけで、Tomcat 6.x 系を使用する場合は、 バージョン選択では「6.x」を選択しておく必要がある(ライブラリの参照位置とかが 5.x と 6.x とでは違う)。 ** Tomcat 6.0 起動/終了 [#wd784815] Eclipse から Tomcat を起動しても、Tomcat Configure のステータスが開始(Start)にならない(Stopped のまま)。しかし、実際は(デバッグモードで?)起動している。Eclipse でブレークポイントを設定してトレースする場合は、Tomcat Configure で起動してもトレースできない。Eclipse から起動する。 Eclipse で Tomcat を起動したときに、Configure Tomcat で操作(起動/停止)するとおかしなことになる。その逆も然り。Eclipse で起動したら Eclipse で停止すること。 ちゃんと、連動すればいいのになぁ。。。 ** HTML Editor プラグインの起動が遅い件 [#p6ba11e5] [[Amateras HTML Editor:http://amateras.sourceforge.jp/cgi-bin/fswiki/wiki.cgi?page=EclipseHTMLEditor]] で DOCTYPE を記述すると、保存と展開にかなり時間がかかる。 例えば、 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <!DOCTYPE hibernate-configuration PUBLIC "-//Hibernate/Hibernate Configuration DTD 3.0//EN" "http://hibernate.sourceforge.net/hibernate-configuration-3.0.dtd"> (以下 XML 本文...) のように、外部 DTD を参照させたときに時間がかかっているかも。(この記述があると、接続状況によっては Eclipse がフリーズしたようになるが、根気よく待てば、ちゃんと開かれる。) ちなみに、プロキシの設定が正しくないと、外部に接続できず、タイムアウトするまで Eclipse が固まってしまう。プロキシの設定は、「ウィンドウ」→「設定」→「インストール/更新」ページの「プロキシの設定」。 ** taglib 設定でエラーが出る件 [#f43bcec7] 環境 - Eclipse 3.2.1 - Struts 1.2.9 - Amateras HTML Editor Plug-in 2.0.3 taglib をちゃんと設定しているにも関わらず、Eclipse(Amateras?) がエラーを吐く。 具体的には、次の通り。 WEB-INF の下に tld ファイルをインポートして、 web.xml に、taglib のロケーションを記述。( web.xml は WEB-INF の下に配置。) <taglib> <taglib-uri>/tags/struts-bean</taglib-uri> <taglib-location>/WEB-INF/struts-bean.tld</taglib-location> </taglib> <taglib> <taglib-uri>/tags/struts-html</taglib-uri> <taglib-location>/WEB-INF/struts-html.tld</taglib-location> </taglib> <taglib> <taglib-uri>/tags/struts-logic</taglib-uri> <taglib-location>/WEB-INF/struts-logic.tld</taglib-location> </taglib> JSP ファイルの先頭に、この taglib を記述。 <%@ taglib uri="/tags/struts-html" prefix="html" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-bean" prefix="bean" %> <%@ taglib uri="/tags/struts-logic" prefix="logic" %> 以上は正しい設定(のはず)。 これで、このJSPに、例えば、 <html:html> (HTMLの内容) </html:html> のように記述して("html:html" は tld で定義されている)保存(Ctrl+S)すると、 Eclipse が次のエラーを出力する。 "html"に対応するtaglibディレクティブが存在しないか tld ファイルが見つかりません あるっちゅうねん! 実際、これでもJSPはちゃんと動く。 Eclipse がエラーだと誤認しているだけなんだけど、このままだと非常に気分が悪い。 どうやら、ワークスペースをコンテキストのルート以外のところにするとこうなるらしい。 (コンテキストのルート配下にサブディレクトリを作って、そこにJSPやWEB-INFを作ってる場合など。) これを解決するには、 「プロジェクト」→「プロパティ」→「Amateras」の「ルート」というところに、 作業をしているサブディレクトリのパスを書く。 例えば、「webapp」というコンテキストディレクトリの下に 「AppTop」というサブディレクトリを作って、その下にWEB-INFなどを配置している場合は、 ルートに「/AppTop」と書いておく。 これで「適用」或いは「OK」をしても、なぜかエラーは出っ放しなので、 いったん Eclipse を閉じて、再度開きなおす。 で、問題のJSPファイルを開けば、エラーは解消されるはず。 ** 構成に問題があるプラグイン [#v5fbfdeb] きっかけは解らないが、ときどき、既に入れているプラグインにエラーが発生して、 新たなプラグインがインストールができなくなることがある。 例えば、これ。 要求された操作は現在の構成には無効であるため、実行できません。 詳しくは詳細を参照してください。 Hibernate Tools (3.2.0.beta9a) 必須: プラグイン "org.eclipse.wst.common.project.facet.core (1.1.0)"、 またはそれ以降のバージョン。 この場合、既にインストールしてある Hibernate Tools プラグインにエラーがある為、 新たなプラグインがインストールできない。 考えられるのは、 - プラグインをインストールしていくうち、構成が変になった。&br; プラグインのインストールというのは、plugin ディレクトリの上書きで行われるので、 どこかで他のプラグインのファイルと衝突してしまった可能性。 - Eclipse のバージョンにあわないプラグインを無理やり入れている。&br; 本来動作しない(動作保証されていない)プラグインがたまたま動作してしまっている。 それが新たなプラグインインストール時に問題として発覚。 - プラグインや Eclipse 自体の潜在的な問題。&br; これはわからん。 いずれにしろ、このままだと新たなプラグインが入れられない。 ''対処''&br; とりあえず、問題になっているのが当面使わないプラグインであれば「無効」にする。 + 「ヘルプ」→「ソフトウェア更新」→「構成の管理」を選択。 + ツリーを展開して、問題のプラグインを選択して「使用不可にする」を選択。 + 現在の構成に問題が起こるかもしれないという旨のメッセージが出て脅されるけど、 とりあえずそれを使っていなければ問題ない。 また、問題が出た場合は、同じダイアログで直前の構成に戻すこともできる(はず)。 + 完了したら Eclipse の再起動を促されるので、そのまま再起動する。 + 「以前の環境を復元できなかった」という旨のメッセージが出るが、動作自体に問題はない。(Hibernate Tools の場合は Hibernate のパースペクティブがなくなる。) この場合、無効にしたプラグインを有効に戻そうとすると、同様のエラーが出て戻すことができないので、 だましだましでもそのプラグインを使いたい場合は、ちょっと覚悟が必要。 だれかこの問題解決してくれてないかなぁ。 * 外部リンク [#ud23da92] - [[eclipse(英語):http://www.eclipse.org/]] : とりあえず本家。 - [[エクリプスWiki:http://eclipsewiki.net/eclipse/]] :eclipse の 日本語Wiki。 - [[Eclipse Visual Editor Projectで、GUIを作成:http://www-06.ibm.com/jp/developerworks/opensource/040813/j_os-ecvisual.html]] : Visual Editor の導入。 - [[Eclipse 3.1:http://www.02.246.ne.jp/~torutk/swetools/eclipse/eclipse3_1.html]] : eclipse 日本語の導入とか。 - [[Visual Editor メモ:http://www.okisoft.co.jp/esc/eclipse3/visualeditor/index.html]] : Visual Editor の導入など。 - [[Visual Editor Project:http://www.eclipse.org/vep/WebContent/main.php]] : Visual Editor の本家? - [[Hibernate:http://www.hibernate.org/]] : O/R マッピングツール Hibernate のサイト。 ----- [[プログラム・開発系メモ]] #googleads(1,1)