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#freeze
* Virtual PC で FedoraCore 5 [#u3ba3ac1]
Virtual PC は現在タダで手に入れられる。
#contents
** インストール [#tdd4f41e]
Virtual PC (VPC) は現在タダで手に入れられる。
- [[Microsoft Virtual PC 2004:http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/default.mspx]]
-- [[ダウンロード:http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=6d58729d-dfa8-40bf-afaf-20bcb7f01cd1&DisplayLang=ja]]
ここからダウンロードする。
ちなみに、Virtual PC というのは、Windows 上で仮想的に別の PC 環境を動かすソフト。
いわゆるエミュレータ(Mac 版もあるらしい)。
競合ソフトとしては [[VMware:http://www.vmware.com/ja/]] があるが、ちょっとお高いので、
とりあえず素人さんは Virtual PC で十分である。
とりあえず素人さんは Virtual PC で十分である(VPCも、以前は1万円そこそこするソフトだった)。
** インストール [#tdd4f41e]
Fedora Core 5 (FC5) を Windows 環境の Virtual PC (VPC) にインストールするのは結構簡単。
FedoraCore 5 を Windows 環境の Virtual PC (VPC) にインストールするのは結構簡単。
ざっくり手順としては、
+ FedoraCore の CD イメージを取得してくる。&br;
-- [[Linux メモ]] の項で紹介している FTP サイトに置いてあるはず。
+ FC5 の CD イメージを取得してくる。&br;
-- [[Linux メモ]] の項で紹介している FTP サイトに置いてあるはず。例えばここらへん。
--- [[理化研サイト:ftp://ftp.riken.jp/pub/Linux/fedora/core/5/i386/iso/]]
--- [[KDDI Labs.サイト:ftp://ftp.kddilabs.jp/Linux/distributions/fedora/core/5/i386/iso/]]
-- *.iso というのが CD イメージファイルなのでそれをいただく。
+ VPC のメニューの CD → iso イメージのキャプッチャ を選択して、
上記で取得した iso ファイルを選択する。
-- これで、VPC の CD ドライブにインストール CD が挿入された状態になる。
+ その CD でブートすればインストーラが起動する。
-- GUI による誘導でさくさくとインストールできる。
-- 言語選択で「英語」を選択すると若干速いらしい。 (私は日本語でやったケドネ。)
*** 参考サイト [#m8f66d76]
- [[Fedora Core 5 インストール:http://fedorasrv.com/fedora5.shtml]]
- [[2ch-Linux-Begginners:http://linux2ch.is.land.to/]]
** X を起動 [#j3bcb998]
インストールが終わったら再起動。X がいきなり起動すればそれで良し。場合によってはコンソールのままのこともある。(多分、インストール時の選択肢のどれかの違いだろうけど、よくわからんです。)
とりあえず、ユーザ名とパスワードを入れてログインする。いろいろ設定しなければならないので、ここは root でログイン。パスワードはインストール時に設定したやつです。
コンソールなら、こんなプロンプトが出ればログイン成功。
[root@(マシン名) ~]#
UNIX プロな人は、もうこのターミナル画面でバリバリ操作となるのだろう。
Windows 慣れしてる人は、やっぱり GUI が恋しい。ということで X Window を起動。
# startx
これで起動するはず。
** 日本語フォントをインストール [#y5ef9185]
システムに日本語フォントがない状態だと、
X のメニューなどに表示される日本語の漢字部分が全部文字化け状態になる。
というわけで、TrueType の日本語フォントをインストールする。
インストールといっても、最近の FedoraCore (4 以降かな) は便利になったもので、
インストールといっても、最近の Fedora Core (4 以降かな) は便利になったもので、
特定のフォルダに TrueType フォントのファイルを入れるだけで、
インストールされたことになってしまう。
*** フォントを入手 [#q4e3f3aa]
Linux で使用できる日本語フォントの多くは有料だったりする。とりあえずはタダで入手できるフォントをもらって、それをインストールしよう。
Linux で使用できる日本語フォントの多くは有料だったりする。とりあえずはタダで入手できるフォントをもらって、それをインストールしよう。次の場所にある「IPAフォント」や「さざなみフォント」がフリーの模様。(さざなみは、ディストリビューションに最初から入ってると思うが。)
- [[情報処理推進機構のフォント(GRASS国際化版):http://www.grass-japan.org/FOSS4G/readme-grass-i18n-ipafonts.eucjp.htm]]
- [[書体関係 Wiki:http://wiki.fdiary.net/font/]]
あと、[[KDDI Labs.:ftp://ftp.kddilabs.jp/]] とか [[理科研:ftp://ftp.riken.jp/]] などの FTP サーバにも、探せばフォントが転がっていたりする。例えば次の場所から xttfonts が入手できる。
- [[KDDI Labs. - xttfonts:ftp://ftp.kddlabs.co.jp/pub/Linux/packages/plamolinux/Plamo-4.2/plamo/xap/xttfonts-0.0-noarch-P4.tgz]]
- [[理化研 - xttfonts:ftp://ftp.riken.jp/pub/Linux/plamo/Plamo-4.2/plamo/xap/xttfonts-0.0-noarch-P4.tgz]]
*** フォントをコピー [#r16fe289]
フォントファイル(*.ttf)を、フォントディレクトリにコピーする。
フォントは、次のディレクトリに入れるお約束。
/usr/share/fonts/
※ "/usr/share/fonts/" は "fonts:///" という場所指定で開く。
このディレクトリの下に、
日本語フォントはこちら。
/usr/share/fonts/ja/TrueType/
/usr/share/fonts/japanese/TrueType/
などというディレクトリを作成して、
なければこのディレクトリを作成して、
その下に日本語フォントを入れていく。
次に、このディレクトリをシステムに認識させるために、
次のファイルをいじる。
//次に、fonts.conf をいじる。
//
// /etc/fonts/fonts.conf
//
//XML 形式のファイル。
//この中のフォントディレクトリのリストに、
//上記で作成したディレクトリを追記する。
//
// <dir>/usr/share/fonts/japanese/TrueType</dir>
/etc/fonts/fonts.conf
//フォントのリストをつくる。
//
// # cd /usr/share/fonts/japanese/TrueType
// # mkfontdir
// # mkfontscale
XML 形式のファイル。
この中のフォントディレクトリのリストに、
上記で作成したディレクトリを追記する。
これで X を再起動すれば、フォントがシステム全体に反映されるはず。
<dir>/usr/share/fonts/ja/TrueType</dir>
*** 旧バージョン [#la6ac9c6]
あと、フォントのリストをつくる必要があるか。
Fedora Core 3 以前の場合、ちょっと面倒っぽい。
次のサイトなどを参考に。
# mkfontdir
# mkfontscale
- [[IT Pro - オープンソース Linux:http://itpro.nikkeibp.co.jp/desktop/index.html]]
-- [[X Window SystemにTrueTypeフォントを追加しよう:http://itpro.nikkeibp.co.jp/linux/column/inflection/3/index.shtml]]
この時点ではまだ X がこれを認識していないので、
一旦ログアウトして、再度 startx で X を起動する。
これでようやく日本語がまともに表示されるように。
** ネットワークの設定 [#u02c8542]
VPCのネットワークの設定方法は用途によるが、私のオススメは次の設定。
*** その他 [#la6ac9c6]
+ VPCのネットワークアダプタ数を2つにする。
+ アダプタ1を、「共有ネットワーク(NAT)」にする。
+ アダプタ2を、ホストが使用している物理デバイスにする。
FedoraCore 3 以前の場合、ちょっと面倒っぽい。
次のサイトなどを参考に。
ゲスト(FC5)側では、
- [[IT Pro - オープンソース Linux:http://itpro.nikkeibp.co.jp/desktop/index.html]]
-- [[X Window SystemにTrueTypeフォントを追加しよう:http://itpro.nikkeibp.co.jp/linux/column/inflection/3/index.shtml]]
- eth0 → NAT
- eth1 → 物理接続
** imake [#hcf43cdf]
このあといろんなソフトのソースをコンパイル、インストールするときにお世話になるのが imake というツール。しかし、FedoraCore 5 には、最初からこれがインストールされていない。
となっているので、ネットワークの設定で2つの接続を設定する(LANカード2枚挿し状態)。どちらもIPアドレスはDHCPで自動取得にしておく。
とりあえず、アップデータを使ってインストールすることができる。
これで、eth0はホスト経由でインターネットにアクセスする接続(ホストをルータとしたNAT)となり、eth1はLANに直接接続してコンピュータ同士でファイル交換ができる状態になる。
いろいろ調べてみたけど、ここで悩んでる人があまりいないようで。ネットワーク環境によっては「共有ネットワーク」のみで、インターネットにもLANにもアクセスできるのかもしれない。その場合は物理接続の方はいらない。ただ、ゲストをWebサーバなどにする場合は、NATでは外部からアクセスできないので、物理接続は必要になるはず。ゲストをサーバとして使う場合は、物理接続の方のIPアドレスは、DHCPによる自動取得ではなく、固定にした方が良いだろう。
*** Firefox の罠 その1 [#vf1117ac]
FC5の標準ブラウザはFirefoxなのだけど、上記の設定をしただけではFirefoxでインターネット上のWebを見ることができない。
このような現象はproxyを経由してHTTP接続している場合に多く見られるが、デスクトップの設定メニューにある「ネットワークのプロクシ」を設定するだけでは、まだFirefoxでHTTPにつながらない。実はFirefox自身にもproxyを設定するところがあって、「編集」→「設定」→「一般」に「接続設定」というボタンがさり気なくある。ここを設定してやれば、晴れてインターネットへ出ることができる。
*** Firefox の罠 その2 [#c904fe35]
Firefoxは、仕様なのかバグなのかわからないけど、
まず IPv6 で接続を試みて、それがダメだったら IPv4 で接続する、
というフローで処理しているらしい。その分遅いということ。
現在 IPv6 に対応しているサイトはごく少数なので、
普通に使う分には IPv4 のみで問題ない。
というわけで、IPv6 でアクセスするモードを無効にする。
アドレス欄に "about:config" と入力、フィルタ欄に "dns" と入力すると、"network.dns.disableIPv6" という設定が見つかるので、
これを ''true'' にする(false ではない)。
** システムのアップデート [#w3fa98b3]
システムのアップデートをしておく(Windows Update みたいなもんか)。
ここでは yum というアップデータ(兼インストーラ)を使う。
"Yellow dog Updater, Modified" という Yellow Dog Linux で使われているアップデータのFedoraCoreカスタマイズ版。
まず、公開鍵をインストール。
# rpm --import /usr/share/doc/fedora-release-*/RPM-GPG-KEY*
次に、アップデート処理をちょっと早くするプラグインをインストールしておく。
# yum install yum-fastestmirror
これで、アップデートの際に一番速いミラーサーバが選択されるようになる。
インストールしたら、システムをアップデート。
# yum update
''初回はかなり時間がかかるので要注意''。
*** 参考サイト [#zf907c3b]
- [[Fedora Core 5 で yum を使う:http://yanbaru.dyndns.org/linux/yum.html]]
- [[package を管理する:http://mcn.oops.jp/linux/topic2.2/yum.htm]]
** imake のインストール [#hcf43cdf]
このあといろんなソフトのソースをコンパイル、インストールするときにお世話になるのが imake というツール。しかし、Fedora Core 5 には、最初からこれがインストールされていない。
なので、とりあえずインストール。
# yum install imake
ネットワークの設定がまずいか、ftp サイトがなくなってたりするとアップデートでエラーになるけど、その場合はリポジトリからインストールしてくれるっぽい。
** テキストエディタのインストール [#de1573fa]
** 参考サイト [#sd8f0782]
Fedora Code 5 には標準で gedit が入っている。
これはよくある Windows のテキストエディタと同様のIFで操作できるので、
これだけで十分といえば十分なのだけど、
コアな人はもっと高機能なやつが欲しいと思うのが性ということで。
*** Windows な人 [#tcb3a690]
Scribes をインストール。
# yum -y install scribes
*** UNIX プロな人 [#o642bee3]
Emacs をインストール。
# yum -y install emacs emacs-common
Fedora Core は素地が UNIX なので、一応 vi も最初から使用できる。
** Apache HTTPD 設定 [#z2982bb1]
VPC上のFC5を、とりあえず実験用のWebサーバとして動作させてみたい。
*** インストール [#t4e469d3]
FC5インストール時にApacheを導入していなければ、
# yum install httpd
でインストール。
*** httpd.conf 設定 [#q2910e6b]
/etc/httpd/conf/httpd.conf
をテキストエディタで開いて、
とりあえず次の項目を設定。
サーバ名を設定。
#ServerName www.example.com:80
#↓外部に公開しない場合
#ServerName 127.0.0.1:80
#↓外部に公開する場合
ServerName 80
ユーザディレクトリを使用できるように設定。
#UserDir disable
UserDir public_html
初期文字セットがUTFだと日本語がよく化けるので無効に。
#AddDefaultCharset UTF-8
AddDefaultCharset Off
日本語優先にする。
# ja を先頭にする
LanguagePriority ja en ...
CGIを有効にする。
AddHandler cgi-script .cgi
#↓必要なら pl も
#AddHandler cgi-script .cgi .pl
ユーザディレクトリを設定。
<Directory "/home/*/public_html">
Options All
AllowOverride All
</Directory>
これで最低限の設定はおしまい。
正しく設定されているかどうかは、
# /usr/sbin/apachectl configtest
でチェックできる。Syntax OK と出れば問題なし。
エラーがある場合は、その行が指摘されるので適宜修正する。
*** Apache 起動 [#b21db80a]
# /sbin/service httpd start
または、
# /etc/rc.d/init.d/httpd start
で起動する。
OS起動時に常にApacheを起動する設定にするには、
/sbin/chkconfig httpd on
でOK。
FirefoxなどのWebブラウザで、http://127.0.0.1/ を表示させてみる。
何かページが表示されればよし。
何もファイルが設定されていない場合は 404、
パーミッションが読み取り許可になっていない場合は 403
などのエラーになるが、それでも表示されれば、
とりあえず Apache は起動している。
ということで、ユーザコンテンツを置く場所をつくる。
root はログアウトして、適当なユーザでログインしなおして、ディレクトリを作成する。
$ chmod 701 ~
$ mkdir -m 705 ~/public_html
あと、ユーザディレクトリに "http://(サーバ名)/~(ユーザ名)" でアクセスできるようにする為に、次のコマンドを叩いておく。
$ chcon -R -h system_u:object_r:httpd_sys_content_t public_html
*** Apache の罠 その1 [#te10636f]
FC5 に入っているサービス設定ツール system-config-httpd (「デスクトップ」→「管理」→「サーバ設定」→「HTTP」で起動するやつ)は''使ってはいけない!''
これを使うと、httpd.confが以前のバージョンのApacheの設定に書き換えてしまって、DSOあたりの設定がめちゃくちゃになる(名前が変更になっているモジュールなどが古いバージョンの名前に書き換わったりする)。
なので、httpd.confはテキストエディタで編集すること。
※ちなみに Fedora Core 6 の最新バージョンでは、これは修正されているらしい。
不幸にもsystem-config-httpdを使ってしまった場合は、
/etc/httpd/conf/
の中に httpd.conf.bak というファイルがないかチェック。
あれば、それをエディタで編集する。
なければ、ぐちゃぐちゃになったファイルを書き直すより、Apache を再インストールした方が早いでしょう。
- 参考 : [[Fedora JP 掲示板 (3394):http://bbs.fedora.jp/read.php?FID=9&TID=3394]]
*** Apache の罠 その2 [#e63682b7]
Apache + Tomcat の環境を動作させるには、ファイヤウォールの設定をいじる必要がある。
「デスクトップ」→「管理」→「セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定」を開いて、SELinuxを、Enabledではなく、''Permissive''に設定すること。
こんなの気づかねぇよ!
** Fedora Core インストール関連 参考サイト [#sd8f0782]
- [[What Works and What Doesn't in VPC (英語):http://vpc.visualwin.com/]]
- [[Fedoraで自宅サーバー構築:http://fedorasrv.com/]]
-- [[Fedora Core 5 インストール:http://fedorasrv.com/fedora5.shtml]]
- [[Red Hat Linux から Fedora Core へ:http://www.stackasterisk.jp/tech/systemConstruction/fc01_01.jsp]]
- [[PLAYSTATION3 Linux Information Site:http://cell.fixstars.com/ps3linux/index.php]]
-- [[X86 PCへのFedora Core 5 Linuxのインストール:http://cell.fixstars.com/ps3linux/index.php/X86_PC%E3%81%B8%E3%81%AEFedora_Core_5_Linux%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB]]
- [[Fedora Core 5:http://www.akenotori.jp/soft/502.html]]
- [[IT pro - Fedora Core 5 インストール:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060919/248355/?ST=lin-os&P=3]]
- [[はじめての自宅サーバー構築 〜 Fedora/CentOS 〜:http://kajuhome.com/]]
- [[SATOLOG:http://po3a.blogspot.com/]]
-- [[Fedora Core 6 の正式版がリリースされた:http://po3a.blogspot.com/2006/10/fedora-core-6.html]]
-- [[Fedora Core 5 インストールのメモ:http://po3a.blogspot.com/2006/03/fedora-core-5.html]]
- [[脳味噌ぶら〜ん:http://www.nbrains.net/]]
-- [[Microsoft VirtualPC 2004:http://www.nbrains.net/php/pukiwiki/index.php?Microsoft%20VirtualPC%202004]]
&br;
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[[プログラム・開発系メモ]]
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