#freeze
 Windows ユーザな私のための Linux の基本的なことをメモ。
 
 #contents
 
 * 世の中の Linux [#f00e38db]
 
 とりあえずリンク集。
 
 //- [[2ch-Linux-Beginners:http://linux2ch.is.land.to/i]]&br;
 //[[2ch:http://www.2ch.net/]] の [[linux スレ:http://pc10.2ch.net/test/read.cgi/linux/1168745763/l50]] のまとめサイトっぽい。
 
 - [[Red Hat Inc. Japan:http://www.jp.redhat.com/]]&br;
 Red Hat Linux の販売元会社。今は個人向け Red Hat Linux の開発は終了している。
 
 - [[Fedora JP Project:http://www.fedora.jp/]]&br;
 Fedora Core の公式サポートプロジェクト。Red Hat はここで引き継がれることに。
 
 - [[Debian:http://www.debian.org/index.ja.html]]&br;
 Debian の日本語公式かな。
 
 - [[Debian GNU/Linux (Wiki):http://debian.fam.cx/]]&br;
 2ch の Debian スレ のまとめっぽい。
 
 - [[The Community ENTerprise Operating System:http://www.centos.org/]]&br;
 CentOS というやつ。
 
 - [[Ubuntu Home Page:http://www.ubuntu.com/]]&br;
 Ubuntu 公式。
 
 - [[Ubuntu Japanese Team:http://www.ubuntulinux.jp/]]&br;
 Ubuntu の日本語サイト。
 
 大体、今流通してる Linux はこんなもんだろう。(2007/01/16 現在)
 
 * インストール [#kb973bde]
 
 ** Windows とマルチブートする方法 [#v911d006]
 
 Linux も使いたいが、Windows 環境も残す場合、マルチブートにするのが良い。
 
 現状 Windows を使用しているのであれば、HDD をもう一台買ってきて スレーブ接続してそこにインストールするのが一番早い。
 
 ここは、私が Fedora 12 をインストールしたときの手順をメモ。
 
 + 最初は Windows で作業するので、Windows を起動。
 + Fedora 12 のディスクイメージをダウンロード。
 -- [[Fedora Project Download:http://fedoraproject.org/ja/get-fedora-all]] の「直接ダウンロード」から インストール DVD の iso を取得。&br;
 ※ここでは Fedora-12-i386-DVD.iso というファイル。&br;
 ※DVD-RW ドライブがない場合は、CD でも良いかと。ただ、CD は複数枚用意する必要あり。
 + ダウンロードした iso を DVD にディスクイメージとして書き込み。
 -- ここは、エクスプローラなどで単純にコピーするのではダメ。ISO として書き込む。&br;
 ISO 書き込みには専用のライティングソフトを使う必要がある。&br;
 ちなみに私は [[Power2Go:http://jp.cyberlink.com/products/power2go/overview_ja_JP.html]] というソフトを使いました。&br;
 フリーソフトもあると思う。[[FreeSoftNavi:http://www.softnavi.com/cddvd.htm]] とかで探すと良いと思うよ。
 + Windows をシャットダウン。
 + HDD を増設。(或いは、空き領域があれば新たなパーティションを作成)
 -- ここの説明は省略。要は Windows とは別のパーティションをつくる。
 + PC を起動して BIOS の設定で、CD/DVD ドライブの起動順番を HDD より前にする。
 + 上記で作成した インストール DVD をドライブに挿入して再起動。
 + 「Welcome to Fedora 12!」の画面が表示されたら「Install or upgrade an existing system」(一番上)を選択。
 + 「Disk Found」画面は「Skip」で。
 + Fedora のセットアップ画面になるので「Next」。
 + 言語選択は「Japanese(日本語)」で。
 + キーボード選択は「日本語」で。
 + Hostname はお好みの名前で。
 -- ネットワークに参加しているなら、他のマシン名とかぶらないように。
 + タイムゾーンは「アジア/東京」で。
 + root のパスワードを適当に設定。
 -- このパスワードは root 権限を使うときに必要になるので忘れないこと!
 + ディスクパーティションは「ドライブ全域を使用」を選択。
 + 「このインストールに使用するドライブ」は、増設したディスクにチェック。
 -- マスタに既存 Windows、スレーブに新たな HDD をつけた場合、sda と sdb が表示されているはず。
 --- sda は Windows のディスクなので、チェックをはずす。
 --- sdb が 新しいディスクなので、チェックを入れる。
 + 「このインストールを起動するドライブ」に sda を選択。
 -- これはブートローダを書き込むディスクの選択。&br;
 Fedora をインストールするのは sdb だが、sdb にブートローダをつくると Fedora が起動できない。&br;
 + 「次へ」を押すと、インストール先でないディスクにブートローダを書き込んじゃうけど、本当にやっちゃう?という確認画面がでる。やっちゃうので「OK」で。
 + あとは適当で OK。
 -- インストール時に様々なパッケージを組み込めるけど、後でも良い。
 -- よくわからなければ、全部デフォルトのままで OK。
 + 「インストールの準備中」と出たら、あとは勝手にインストールが始まる。
 -- 長いので、風呂に入るなりお茶でも飲むなりして待つべし。
 + インストールが終わったら、DVD を取り出して「再起動」。
 + ブートローダが起動してカウントダウンが始まる。(デフォルトだと 3秒)
 -- Windows がデフォルト起動になっている場合は Windows が起動する。
 -- Fedora がデフォルト起動になっている場合は Fedora が起動する。
 -- カウントダウン中に何かキーを押せば、OS 選択画面が表示される。
 
 これで Fedora を起動すると、ユーザ設定などいくつかの初期設定が続く。&br;
 その後 GNOME の画面が表示されれば、インストール成功。
 
 ** Windows 上で仮想 PC を使う方法 [#r3ee22f4]
 
 Linux を仮想 PC 上で動かす方法、というもの。実用的ではないが、実験としては十分。
 
 仮想 PC の有名どころはここらへん。
 
 - [[VMware:http://www.vmware.com/ja/]]&br;
 VMware です。有償の仮想 PC ソフト。
 - [[Microsoft Virtual PC 2004:http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/]]&br;
 Virtual PC。こちらは現在無償で利用できる。
 
 ところで、 VMware Workstation は $189 くらいするのだけど、
 VMware Player というソフトは無償で利用できる。
 ただ、Player には環境構築の機能がないので、
 すでに構築済みの VM 環境を動作させるのみとなる。
 が、別ソフト(フリー)で環境を作り、VMware Player を使って仮想 PC 環境を作り上げたツワモノがいた。
 
 - [[無料で構築! 仮想PC:http://www.comp.cs.gunma-u.ac.jp/~hiroshi/vmware_player/vmplayer.html]]
 
 ただこのサイト、近いうち消えそうな予感がするので、ここにメモしておく。
 
 *** VMware Player を使う [#u24ff4cf]
 [[VMWare Player メモ]] で。
 
 ''この記事は古いです。''
 
 最近の VMware Player は特に小細工しなくても、そのまま CD(DVD) の iso から OS をインストールできるようです。一応、下記は参考までに残しておきます。もしくは、[[こちら>#l3990bc1]]で。
 
 1.[[VMware 社のホームページ:http://www.vmware.com/ja/products/player/]] から VMware Player をダウンロードしてインストール。
 
 2.[[QEMU:http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html]] というフリーのエミュレータをダウンロードしてインストール。
 
 3.QEMU で次のコマンドを実行。
 
  qemu-image create -f vmdk filename.vmdk 2G
 
 |-f vmdk| vmdk はイメージファイルの形式。|
 |filename|作るイメージファイルの名前。|
 |2G|HDイメージの容量。ここではとりあえず2GByteのイメージを作っている。|
 
 4.VMware Player の仮想 PC の設定ファイル xxxxx.vmxを作る。
 
 名前は何でも良いらしい。仮に vpc.vmx として、
 テキストエディタで次のように書く。
 
  #### ここから ####
  config.version = "8"
  ide0:0.present = "true"
  # 仮想PCのイメージの名前を書く
  ide0:0.fileName = "vpc.vmdk"
  ide1:0.present = "true"
  # CD-ROMを利用
  ide1:0.fileName = "auto detect"
  ide1:0.deviceType = "atapi-cdrom"
  # ISOイメージを利用しない場合はこっちをコメントアウト
  # isoイメージのパス(一応絶対パスを書いておく)
  # ide1:0.fileName = "/path/to/linux.iso"
  # ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
  ethernet0.present = "true"
  ethernet0.connectionType = "nat"
  guestOS = "otherlinux"
  # 仮想PCに割り当てるメモリのサイズ
  memsize = "64"
  #### ここまで ####
 
 5.VMware Player を起動して、4 でつくった vpc.vmx を読み込む。
 
 いろいろ警告とか出るけど無視して続けて良いとのこと。
 
 
 これで終わりらしいです。
 
 - 追記&br;
 [[この blog 記事:http://yamashita.dyndns.org/blog/343]] も参考になりそう。
 
 
 *** VMware Player を使う (2) [#l3990bc1]
 
 新しい VMware Player (3.x 以降?) は、OS のインストール DVD イメージ (.iso) をマウントすると、OS を識別して「簡易インストール」というものが勝手に動き始めます。
 
 ただ、これだと日本語環境にできない(本来インストール時に言語やキーボードなどが設定できるけど、それらが全て英語に設定される)という問題があります。大抵はインストール後に言語設定を変更できますが、ディストリビューションによってはインストール後では上手く設定できないこともあります(CentOS 5.x とかはダメだった)。
 
 そんなときは、以下の EasyVMX! を使うと良いかもしれません。
 
 + まず VMware Player 本体を、普通にダウンロード、インストール。&br;
 http://www.vmware.com/
 + 下記サイトに行って、EasyVMX! 2.0 をクリック。&br;
 http://www.easyvmx.com/
 + 「Virtual Hardware」で、Fedora や CentOS であれば Red Hat Enterprise Linux (RHEL4 など) を選択。
 + 「Virtual Machine Description」に仮想マシンの名前を設定。
 + 「Hard Disk Drives」で適切な要領を設定。&br;
 物理ディスクの空きにもよるけど、 20 GB くらい確保すると余裕があって良い。
 + あとは大体デフォルトで良い。
 + 「Create Virtual Machine」を押す。
 + (仮想マシン名).zip というダウンロードリンクが表示されるので、クリックしてダウンロード。
 + 適当な場所(仮想マシンをインストールする場所)に展開。
 + (仮想マシン名).vmx というファイルがあるので、テキストエディタで開く。
 + 「Settings for physical CDROM drive」という記述をみつけてそこを編集。
 -- ide1:0.deviceType = "cdrom-image" 
 -- ide1:0.fileName = "(isoイメージのあるパス)\Fedora-13-i386-DVD.iso"
 -- 他はそのままで。
 + (仮想マシン名).vmx をダブルクリック。
 
 これで DVD(CD) から起動して通常のインストールが始まるはず。
 
 
 *** Virtual PC を使う [#y2dfac72]
 
 基本は、イメージファイル(*.iso というファイル)を入手して、それをディスクとして読み込ませると、インストールが始まる。
 
 iso というのはディスクイメージなので、CD や DVD に焼いてそれを読み込むのが基本だけど、Virtual PC などでやる場合は、HDD のディレクトリを仮想ディスクにしてしまえば、そのまま読み込んでインストールできる(はず)。
 
 *** 参考 [#rd3253cb]
 
 - [[StackAstarisk:http://www.stackasterisk.jp/]]
 -- [[システム/サーバ構築:http://www.stackasterisk.jp/tech/systemConstruction/index.jsp]]
 -- [[VirtualPC 編:http://www.stackasterisk.jp/tech/systemConstruction/dual02_01.jsp]]
 -- [[2ch-Linux-Begginners:http://linux2ch.is.land.to/]]
 --- [[インストール全般:http://linux2ch.is.land.to/index.php?InstallationGeneralFAQs]]
 
 ** 別 PC にインストールしてリモートで使う方法 [#sda5869b]
 
 一番素直だけど、一番コストのかかる方法。
 
 インストールは上記の通り。リモートで使う方法は下記参照。
 
 - [[リモートデスクトップ メモ]]
 
 * 基本的な操作 [#ubc3c2ab]
 
 ** Virtual PC の操作 [#l542be5a]
 Virtual PC の画面をクリックすると、マウス (ポインタデバイス) の操作が Virtual PC に移動する。そうすると、親画面が操作できない!
 
 ここは慌てず ''右 Alt キーを押す''。
 
 これで、マウス操作が親画面 (Host 側に)に戻る。
 
 ** リモートログイン [#sa6cf251]
 Fedora 12 など最近の Linux はセキュリティ性を考慮した設定になっていて、普通の Telnet では接続できないようになっている(デフォルトで)。
 
 そのまま接続するには、SSHに対応したターミナルを使えば良い。
 
 例えば以下のようなソフトが有名。(いずれもフリーです)
 - [[Tera Term:http://sourceforge.jp/projects/ttssh2/]]
 - [[PuTTY: A Free Telnet/SSH Client:http://www.chiark.greenend.org.uk/~sgtatham/putty/]]
 
 Tera Term が最初から日本語対応していて使い易いかと。
 
 ** ターミナルでのコマンド操作 [#saf15907]
 Linux(UNIX)のコマンドは DOS コマンドと似ているが、微妙に異なる。ちなみに、UNIX コマンドの方がちょっと高機能。
 
 たくさんあるが、よく使うコマンドは以下の通り。
 
 |コマンド|説明|備考|h
 |ls (ディレクトリ名)|ファイルとディレクトリの一覧表示。&br;ディレクトリ指定なしでカレントディレクトリを表示。&br;-l 詳細表示  -F 種別表示  -a 隠しまで表示||
 |pwd|カレントディレクトリを表示。||
 |cp (コピー元) (コピー先)|ファイルのコピー。||
 |rm (ファイル名 or ディレクトリ名)|ファイル、ディレクトリの削除。||
 |mv (移動元) (移動先)|ファイルの移動。ファイル名変更もこれで。||
 |mkdir (ディレクトリ名)|ディレクトリの作成。||
 |chmod (権限) (ファイル名 or ディレクトリ名)|ファイルやディレクトリの読み書き、及び実行権限設定。||
 |mount (デバイス名) (パス)|CD/DVD や FD などのデバイスをディレクトリのように扱えるようにする。||
 |umount (パス)|パスにマウントしたデバイスを解除する。||
 |sh (スクリプト名)|スクリプトを実行する。DOSでいうバッチみたいなものだが、もっと高機能。&br;Linux の場合は bash で実行されることが多い。||
 |su (ユーザ名)|ユーザを切り替える。&br;ユーザ名指定なしで root に切り替え。||
 |yum (パッケージ名)|パッケージのインストール。&br;パッケージ名を "update" とすると、システム自体の更新。|要 root 権限|
 |shutdown -h (シャットダウンまでの秒数)|システムのシャットダウン。&br;秒数に "now" 指定で今すぐシャットダウン。|要 root 権限|
 |reboot|システムの再起動。|要 root 権限|
 
 *** 参考サイト [#jc3cd2c5]
 - [[Linuxコマンド:http://cyberam.dip.jp/linux_command/command/com_main.html]]
 
 ** プロセスの一時停止/再開 [#kdee22b7]
 
 実行中のプロセスを一時停止する場合は Ctrl + z。
 
 停止したプロセスを再開するには
 
  $ fg
 
 で。
 
 ** ファイル検索 [#y7b136cb]
 指定したパス配下で、名称に指定したファイル、ディレクトリを探す。
  $ find (パス) -name (名称)
 
 探すファイルの種別を -type オプションで絞ることもできる。
  $ find (パス) -name (名称) -type (タイプ)
 
 主なタイプは以下。
 
 |タイプ|意味|h
 |f|普通のファイル|
 |d|ディレクトリ|
 |l|シンボリックリンク|
 
 *** 参考サイト [#l5bae76d]
 - [[ファイルの検索:ITPro:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070514/270915/]]
 
 ** vi の操作 [#aea07bd9]
 Linux でのテキスト編集は vi が標準的。
 
  $ vi (ファイルパス)
 
 で開いて編集する。
 
 Windows のメモ帳などと違って、基本はコマンドで操作する。
 いろいろコマンドがあるが、最低限、以下のコマンドを覚えておくと良い。
 
 |コマンド|操作|h
 |:q|セーブしないで終了|
 |:wq|セーブして終了|
 |:w|セーブのみ|
 |i|挿入モードで編集&br;このモードにしてしまえば、とりあえずメモ帳っぽく使える。&br;編集モードを抜けるには ESC。|
 |x|1文字削除|
 |dd|1行切り取り(カット)|
 |yy|1行コピー|
 |p|貼付け(ペースト)|
 |u|元に戻す(アンドゥ)|
 
 あと、カーソル移動もコマンドだが、最近の Linux に入ってる vi は矢印キーでも移動できるようになっている。一応、矢印で移動できない場合は下記で。
 
 ||↑k||
 |←h||l→|
 ||↓j||
 
 l が右とか、どうなのよ。
 
 *** 参考サイト [#y8215b9a]
 - [[viエディタの使い方:http://net-newbie.com/linux/commands/vi.html]]
 
 ** 標準入出力をファイルに書き出す [#d0519192]
 コンソールの表示をテキストファイルに保存するには、こう。
 
  $ (コマンド) >(出力ファイル) 2>&1
 
 例えば、make の出力をファイルに出したいなーというときは
 
  $ make >make.txt 2>&1
 
 ただ、これだとコンソールに何も表示されなくなるので、ファイルに書きつつコンソールでも見たい場合は tee というやつを使うと良いらしい。
 
  $ make 2>&1 | tee make.txt 
 
 ** インストールされているパッケージを調べる [#s9278286]
  # rpm -qa
 
 特定のプログラムがあるかどうかを探す場合は、パイプに続けて grep する。
  # rpm -qa | grep パッケージ名
 
 ** パッケージのインストール/アンインストール [#kc827308]
 
 yum を使う。yum は、最近のディストリビューションにはほぼ入っている(はず)。
 
  # yum install (パッケージ名)
 
 既にインストールされている場合はアップデートになるっぽい。
 
 ちなみに、アップデートは
 
  # yum update (パッケージ名)
 
 パッケージ名を指定しないで
 
  # yum update
 
 とすると、OS 自体のアップデートになる。アップデートの数によっては時間がかかるので、やる場合はそれなりの覚悟を決める。
 
 アンインストールは、
 
  # yum remove (パッケージ名)
 
 インストールされてない場合は何もしない。
 
 *** FYI [#g50d4803]
 
 yum は Yellowdog Updater Modified の略らしい。かつて Yellow Dog Linux 用のアップデータとして使われていたものだそうだ。
 
 ** 実行中のプログラム一覧を調べる [#oa10a2ee]
 Windows のタスクマネージャのようなものもコマンドで調べられる。
  # ps -ax
 
 または、
 
  # ps aux
 
 grep をつける場合は後者でないとエラーになるぽ。
 
  # ps aux | gerp "httpd"
 
 ** サービス状態を調べる [#fabbbb0c]
 
  # service (サービス名) status 
 
 sbin にパスが通ってないなら
 
  # /sbin/service (サービス名) status 
 
 全てを見るには
 
  # service --status-all 
 
 run level を確認するには
 
  # chkconfig --list (サービス名)
 
 自動起動の設定をするには
 
  # chkconfig (サービス名) on
 
 自動起動の設定を無効にするには
 
  # chkconfig (サービス名) off
 
 ちなみに、service コマンドは /etc/rc.d/init.d 下のスクリプトを見ているので
 
  # /etc/rc.d/init.d/(サービス名) status 
 
 でも OK。
 
 
 * 基本的な設定 [#e7e9ff44]
 
 ** GNOME で root ログインする [#va920bc3]
 新しい Fedora では、デフォルトで GNOME に root でログインできない。&br;
 それをできるようにするには、gdm を以下のように編集。
 
 gdm を開く。
  # vi /etc/pam.d/gdm
 
 「user != root」とある行を削除。
  #↓ここをコメントアウト 
  #auth       required    pam_succeed_if.so user != root quiet
  ...以下略
 
 続けて gdm-password を開く。
  # vi /etc/pam.d/gdm-password
 
 同様に「user != root」とある行を削除。
  #↓ここをコメントアウト 
  #auth        required      pam_succeed_if.so user != root quiet
 
 gdm の custom.conf がある場合はそこも修正。
  # vi /etc/gdm/custom.conf
 
  [security]
  DisallowTCP=false
  #↓ここを true にする
  AllowRemoteRoot=true
  ...以下略
 
 これで再起動。
 
 ログイン時のユーザ一覧には現れないが、「その他」を選択し、ユーザ名に「root」と入力してパスワードを入れればログインできる(はず)。
 
 ** サービスの自動起動設定 [#nf299c96]
 
 chkconfig (サービス名) on/off という書式で。
 
 例えば、squid というサービスを自動起動を有効にするには
 
  # chkconfig squid on
 
 自動起動を無効にするには
 
  # chkconfig squid off
 
 ** Samba の設定 [#a22ee286]
 Windows と Linux とのファイル交換を、Windows のネットワークで行えるようにする。
 
 + スーパーユーザになる。
  $ su -
 + Samba 設定ツールをインストール。
  # yum -y install system-config-samba
 + 共有フォルダをつくる。
 -- ここは /var/samba/share とする。&br;
  # mkdir /var/samba/share
 + 共有フォルダのプロパティの「アクセス権」タブを開いて次の設定を行う。
 -- 「フォルダのアクセス権」を全て「作成と削除」にする(3箇所)。
 -- または、コマンドでこう。
  # chmod 666 /var/samba/share
 + 「システム」→「管理」→「Samba」を開く。
 + 「プリファレンス」→「サーバ設定」で次の設定を行う。
 -- 「基本」タブの「ワークグループ」に Windows のワークグループ名を設定。
 -- 「セキュリティ」タブの「認証モード」を「共有」に設定。
 -- 上記以外はデフォルトで OK。
 + 「ファイル」→「共有を追加」で次の設定を行う。
 -- 「基本」タブの「ディレクトリ」に「/var/samba/share」、共有名に「share」を設定。「書き込み可能」、「可視」のチェックを両方 ON。
 -- 「アクセス」タブで「不特定多数のアクセスを許可する」にチェック。
 + ここまでで、Samba 設定画面を閉じる。
 + 「システム」→「管理」→「ファイアーウォール」を開く。
 + 画面左ペインで「信頼したサービス」を選択。
 + 画面右ペインで「Samba」のチェックを ON。
 + 「適用」を押して画面を閉じる。
 + 「システム」→「管理」→「SELinux Management」を開く。
 + 画面左ペインで「Boolean」を選択。
 + 画面右ペインで「samba_export_all_rw」を見つけて チェックを入れる。
 + Samba サービスを開始する。
  # /etc/rc.d/init.d/smb start
 + 自動起動の設定をする。
  # chkconfig smb on
 
 これで、Windows から、上記サーバの IP を指定して開いてみる。
 
 あと、nmb サービスを起動すれば、ホスト名で名前解決してくれる。
  # /etc/rc.d/init.d/nmb start
  # chkconfig nmb on
 
 上記は、/etc/samba/smb.conf を開いて手動設定することもできるよ。
 
 *** 参考 [#sd66c1c9]
 - [[ネットワーク共有 Samba をGUIで設定する:http://www.linuxmania.jp/samba_setting.html]]
 - [[Windowsファイルサーバー構築(Samba):http://fedorasrv.com/samba.shtml]]
 
 
 ** FTP の設定 [#ab8e6e54]
 Windows とのファイルの交換に FTP を使う手もある。というか、こちらが一般的か。
 
 設定手順はこんな感じで。
 + スーパーユーザになる。&br;
  $ su
 + vsftpd をインストール。
 -- インストール済みかどうかの確認。&br;
  # rpm -qa | grep vsftpd
 インストールされていればパッケージ名が表示される。
 -- インストールされてなければ入れる。&br;
  # yum install vsftpd
 + 「システム」→「管理」→「ファイアーウォール」で SSH(22 番)のポートを開く。
 -- 画面左ペインで「信頼したサービス」を選択。
 -- 画面右ペインで「SSH」(22) にチェックを入れて「OK」。
 -- 「適用」を押す。&br;
 ※多分、SSH は最初から有効になってると思う。
 + FTPサーバ起動。&br;
  # /etc/rc.d/init.d/vsftpd start
 + 自動起動の設定。
  # chkconfig vsftpd on
 
 これで、FTP クライアントから Linux のユーザとパスワードで接続すると、そのユーザのホームディレクトリ(/home/ユーザ名)が開く。既存ユーザのホームを荒らしたくないということであれば、FTP 用にユーザをつくれば OK。
 
 ただ、上記の設定では通常の FTP では接続できない。SSHに対応したFTPクライアントで接続すること。例えば [[WinSCP:http://winscp.net/]] とか。
 
 ちなみに、Windows 側の文字コードは Shift_JIS だが、Linux 側は EUC だったり、UTF-8 だったりするので、FTP クライアントで文字コードを適切に設定してやらないと、日本語が文字化けするので注意。
 
 * 様々なパッケージのダウンロード [#w3be48bc]
 
 GNU は本家で。
 
 - [[GNU(ftp):ftp://ftp.gnu.org/gnu/]]
 - [[GNU(http):http://ftp.gnu.org/gnu/]]
 
 公開されている有名どころは、こんな感じ。
 
 - [[KDDI Labs (ftp):ftp://ftp.kddilabs.jp/]]
 - [[KDDI Labs (http):http://ftp.kddilabs.jp/]]
 - KDDI Labs (rsync):rsync://ftp.kddilabs.jp/
 - [[理化学研究所 (ftp):ftp://ftp.riken.jp/]]
 - [[理化学研究所 (http):http://ftp.riken.jp/]]
 - [[慶応義塾大学 (ftp):ftp://ftp.sfc.wide.ad.jp/]]
 - 慶応義塾大学 (rsync):rsync://ftp.sfc.wide.ad.jp/
 - [[IIJ (ftp):ftp://ftp.iij.ad.jp/]]
 - [[IIJ (http):http://ftp.iij.ad.jp/]]
 
 * その他参考サイト [#b9d00787]
 
 - [[@IT:http://www.atmarkit.co.jp/]]
 -- [[Linux Tips:http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/tipsindex.html]]
 - [[Linuxインストール個人的ノート:http://www.a.phys.nagoya-u.ac.jp/~taka/linux/]]
 - [[STARTUP LINUX:http://www.d3.dion.ne.jp/~koetaka/index.html]]
 - [[UNIX コマンド:http://www.k-tanaka.net/unix/]]
 - [[IT pro オープンソース / Linux:http://itpro.nikkeibp.co.jp/lin-os/index.html]]
 
 
 
 -----
 [[プログラム・開発系メモ]]
 
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