DTMに関するメモ。

MIDI のキホン

プログラムチェンジ

音色番号(バンク)の設定、変更。要は、その Channel の楽器を変えること。複数 Track で1つの Channel を使っている場合は、他所の Track に影響する。

コントロールチェンジ

コントロールチェンジの前提知識

Volume(ボリューム)

音量(そのまんま)。大抵は、最初に設定した値をいじらない。

Expression(エクスプレッション)

音量。曲進行中に音量の上下をする場合は Volume ではなく、大抵こちらを設定する。

Velocity(ベロシティ)

強弱。ピアノなら、強く弾いたり弱く弾いたりみたいな表現。

Modulation(モデュレーション)

音の揺れ具合。Vibrato(ビブラート)は Mudulation の一種。MIDIで Vibrato をかける際は、この値をいじる。

Panpot(パンポット)

音の位置。左が -64。右が 64。中央が 0。普通は 0 に初期化しておく。

Reverb(リバーブ)

音の響き具合。細かいエコーみたいな。最近はこれは MIDI でなく、オーディオ編集でやることが多いかも。

Del/Var(ディレイ)

これも残響効果。同じ音をちょっと遅れて反復減衰させていく。やまびこ。

Chorus(コーラス)

同じ音を重ねたような効果。これを上げると音が重厚になる。

ピッチベンドチェンジ

Pitch Bend(ピッチベンド)は、音程を滑らかに変化させる効果。この値は -8192 から 8192 までとる。Pitch Bend がどれだけ変化するかは Pitch Bend Sensitivity(ピッチベンドセンシティビティ)による。

システムエクスクルーシブ

0xF0から始まり、0xF7で終わるMIDIメッセージ。

SOMVendorIDDeviceIDModelIDCommandIDAddressDataCSEOM
GS ->0xF00x410x100x420x12.........0xF7
XG ->0xF00x430x100x4C0x02.........0xF7

チェックサムの計算

Address部とData部の値をすべて加算した値がチェックサム対象となる。

CS値 = 128 - {( Addressの値 + Data部の値 ) % 128}

つまり、Address部とData部を加算した値を128で割ってその余りを128から引いた値。

例えば、次のリバーブを設定するメッセージのCSを計算してみる。

0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 0x40 0x01 0x30 0x02 CS 0xF7

Address部は 0x40 0x01 0x30
Data部は 0x02

なので 0x40 + 0x01 + 0x30 + 0x02 = 64 + 1 + 48 + 2 = 115 が値の総和。
これを128で割った余りは 115。( 115÷128 = 0 … 115 ) なので、CSは 128 - 115 = 13。16進数にして 0x0D

ということで、上記メッセージは次の通りになる。

0xF0 0x41 0x10 0x42 0x12 0x40 0x01 0x30 0x02 0x0D 0xF7

参考

GSドラムセット

GS音源では10ch以外にドラムセットを2つ割り当てることができる。ドラムを割り当てるには最初にどのチャンネルをドラムにするかエクスクルーシブメッセージで設定しておく。(ここ参考

NOSETNAMEDISCRIPTIONTG
10x00STANDARD 1標準的なドラムセット
20x01STANDARD 2STANDARDセットのバリエーション88以上
30x02STANDARD 3ランダムにタイミングがずれるSTANDARDセット88Pro以上
90x08ROOMライブハウス向けドラムセット
100x09HIP HOPヒップホップ向けドラムセット88Pro以上
110x0AJUNGLE土人のドラムセット88Pro以上
120x0ATECHNOテクノ音楽向けドラムセット88Pro以上
170x10POWERハードロックハウス向けドラムセット
250x18ELECTRONICシモンズの電子ドラムセット
260x19TR-808Roland ドラムマシン TR-808 のセット
270x1ADANCEダンスミュージック向けセット88以上
280x1BCR-78Roland ドラムマシン CR-78 のセット88Pro以上
290x1CTR-606Roland ドラムマシン TR-606 のセット88Pro以上
300x1DTR-707Roland ドラムマシン TR-707 のセット88Pro以上
310x1ETR-909Roland ドラムマシン TR-909 のセット88Pro以上
330x20JAZZ 1ジャズ向けスティック使用のドラムセット
410x28BRUSHジャズ向けブラシ使用のドラムセット
490x30ORCHESTRAオーケストラの打楽器セット
500x31ETHNIC民俗音楽で使われる打楽器のセット88以上
510x32KICK & SNAREキックドラムとスネアドラムのバリエーション88以上
530x34ASIAアジアの民俗音楽で使われる打楽器のセット88Pro以上
540x32CYMBAL & CLAPSシンバル、ハイハットのバリエーション88Pro以上
570x38SFX効果音のセット
580x39RHYTHM FX打楽器的に使える効果音のセット88以上
590x3ARHYTHM FX 2打楽器的に使える効果音のセット その288Pro以上
1280x7FCM-64/32LRoland CM-64/32L データ互換用のセット

参考

作曲ツールメモ

VOCALOID2 の歌手設定

いつも忘れるので。

スクロールバーを一番左にもってきた画面の左下に小さく歌手が表示されてるので、ここをダブルクリックして選択。(これ、ツールバーとかにしてもらえなかったものか…)

vocaloid_set.png

Domino でコード入力。

コードというのは、ある規則に従った和音なんだけど、その規則というのが(理論から入ると)複雑でシロウトは覚えられたもんじゃない。Domino には、これを自動的に入力してくれる機能がある。これで覚えなくて済む!

  1. 「ツール」→「コード入力支援」→「設定」を選ぶ。

    dmn_code1.png
  2. 「コード一覧」を選択、「名前」を適当にわかり易い名前にする。

    dmn_code2.png
  3. 「コード」にスケール間隔のパターンを入力。
    • 要はここに入力しておけば、覚えてなくてもいつでもそのコードを入力できる。
    • パターンは、主なもの(てか全部?)が下のサンプルにあるので、そこからコピペすればOK。
  4. ここまでで「OK」でダイアログを閉じる。
  5. 「ツール」→「コード入力支援」→「コード一覧」を選ぶ。
  6. 設定済みのコードが表示されるので、使いたいコードをONにする。
  7. その状態でピアノロールをクリックすると、そこを基音とするコードが配置される。

コード入力モードを切る場合は「ツール」→「コード入力支援」→「通常入力に戻す」を選択するか、もしくは「コード一覧」で選択中のコードを再選択。

参考リンク

VST開発

VST は ドイツの Steingerg 社のDAW(元々シーケンサ) Cubase の付属プラグインだったもの(機能)。今はいろんなDAWがこれに対応していて、VST対応の音源やエフェクトが有償、無償で数多く存在する。そのVST自体のソースはフリーで公開されていて、誰でもプラグインの開発ができるのだけど、そのSDKのダウンロードするまでちょっとハマったのでメモっておく。

昔はそのままダウンロードできたみたいだけど、今は MySteingerg? というものにログインしないとダウンロードできない。これの登録は無料なのだけど、そのアカウントの種類が「一般」と「3rdパーティ開発者」という2種類あるようで、SDKがダウンロードできるのは後者の方。どちらも無料だけど、開発者アカウントは、登録しなければならない情報がやや多い(一般は、基本的にユーザ名とメールアドレスだけ。開発者は住所なども入力を要求される)。

  1. http://www.steinberg.net/en/company/developer.html を開く。
    切れてたら http://www.steinberg.net/ から「3rd Party Developer」をたどる。
  2. 「create a new Steinberg 3rd Party Developer account」のリンクを開く。
    • なければそれっぽいのを開いてみる。
    • 既に一般アカウントがある場合は、それに開発アカウント属性を追加する(「extent your existing MySteinberg? account」というリンク)。
    • 若しくは新規に開発用アカウントをつくってもOK。
  3. 入力フォームになるので、ユーザ名、メールアドレス、パスワード、住所などを入力していく。
    • ユーザ名のチェックが簡単なものでは通らず、結構鬱陶しかった。
    • アルファベットと数字を混在させるとかする。
    • 住所とかはぶっちゃけ適当でOK。適当といっても市区町村くらいまでは入れておく。
  4. POSTすると、入力したメールアドレス宛に確認メールが届くので、そのメールに示されているURLを開いて登録完了になる。
  5. 登録完了したら、トップページのメニューに「3rd Party Developer」というメニューが現れているはず。
    • そのうちページデザイン変更されるかも。もしなければ SITEMAP などからたどってみる。
  6. VST SDK のリンクが表示されるはずなので、たどっていけば目的のものに到達するはず。

ちなみに、SDKをダウンロードする際も、その使い道は?みたいなことを入力させられる(現状)。

参考

ツール

DAW

シーケンサ

耳コピツール

VST

VSTi(VSTプラグイン)

ASIO

TiMidity?++

SoundFont

UTAU

その他音源

参考リンク集

音楽知識

作曲基礎

MIDI基礎

MIDI知識/資料

DTM基礎

ツール/使い方

Wikipedia


MLEXP. Wiki


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